Kyashは、プリペイド式VISAカードで、決済金額の2%のキャッシュバックを受けられるのが特長です。
今回は、Kyashに設けられている様々な上限額について、詳しく解説していきます。
Kyashの利用限度額
Kyashカードの種類
Kyashには、リアルカードとバーチャルカードの2種類のカードが存在します。
ただし、 リアルカードとバーチャルカードは、形態が異なるだけで同一のカードです。なので、カード情報も同一である点に注意が必要です。
よって、リアルカードとバーチャルカードのうち、保有するカード形態の利用限度額だけを確認すればよいことになります。
僕は最初、この点を勘違いしており、リアルカードとバーチャルカードの2枚のカードを持つことができると思っていました。
しかし、Kyashカスタマーサポートに問い合わせたところ、次のような回答を頂きました。

リアルカードとバーチャルカードの利用限度額は、それぞれのカードで独立していると考えてよろしいでしょうか。

Kyashアカウントでは、1枚のカードのみを保有可能です。
リアルカードをご利用の場合、既にご利用いただいているバーチャルカードは無効となります(カード番号が変更となり、アカウント情報に上書きされます)。
なお、バーチャルカードのご利用がなく、リアルカードからご利用いただいている場合はバーチャルカードはございません。
そのため、利用限度額について、リアルカード・バーチャルカードそれぞれでの管理というものはございません。
繰り返しになりますが、リアルカードとバーチャルカードのいずれか1枚のみを所有できるということです。
リアルカードでの利用限度額
リアルカードは、実店舗とオンラインの両方で使用できるカードです。
リアルカードの利用限度額は、
- 24時間あたりの利用限度額:5万円以下
- 1回あたりの利用限度額:5万円以下
- 1ヶ月間(1日から末日まで)での利用限度額:12万円まで
利用限度額を超える額を決済しようとすると、Kyashでは1円も決済できません。実際、25万円分の東京オリンピックチケットをKyashで決済しようとしたことがありますが、上限の5万円を上回っていたため、1円も支払いできませんでした。
バーチャルカードの利用限度額
バーチャルカードは、Kyashアプリ上に存在するカードで、オンラインのみで利用できます。
バーチャルカードの利用限度額は、
- 24時間あたりの利用限度額:5千円まで
- 1回あたりの利用限度額:5千円まで
- 1ヶ月間(1日から末日まで)での利用限度額:2万円まで
このように、バーチャルカードは、リアルカードに比べると、利用限度額が小さく設定されています。
しかし、このバーチャルカードの利用限度額を上げる方法があります。それは、Kyashの本人認証を行うことです。
バーチャルカードユーザー(リアルカードを有効化していないユーザー)は、3Dセキュアでの本人認証により、利用限度額を上げることができるのです。
3Dセキュアとは、カード発行会社に登録したパスワードを入力いただくことで本人認証を行い、不正利用・なりすましを防ぐ、VISA、Mastercardなどの国際ブランドが推奨する本人認証サービスです。
引用:Kyash公式サイト
ただし、この本人認証が必要なのは、2019年6月17日以降にKyashの新規会員登録を行ったバーチャルカードユーザーです。2019年6月16日以前から、利用している人は、本人認証済みとなっております。
ちなみに、リアルカードを利用する場合は、本人認証の有無による利用限度額の引き上げはありません。
本人認証は、次の2ステップでできるので、セキュリティのためにも是非行っておきましょう。
本人認証の手順
- 各カード会社のWebサイトで、3Dセキュアの利用設定を行う
- Kyashにクレジットカード・デビットカードを登録する際、カード情報の入力後に、クレジットカード会社の3Dセキュア認証ページに遷移する。カード発行会社に登録したパスワードで認証して、Kyashへのカード登録と本人認証を行う。
本人認証が済んだ場合、バーチャルカードの利用限度額は次のようにアップします。
本人認証済の場合
- 24時間あたりの利用限度額:3万円以下
- 1回あたりの利用限度額:3万円以下
- 1ヶ月間(1日から末日まで)での利用限度額:12万円まで
Kyashに複数のクレジットカード・デビットカードを登録している場合は、3Dセキュアに対応しているカードが1枚でもあれば、上限金額を引き上げることができます。
Kyashの送金限度額
Kyashには、送金機能や請求機能がついており、送金額や一度に送金・請求できる人数には、上限が設けられています。
- 1回あたりの送金限度額:5千円以下
- 1ヶ月間での送金上限:1万円まで
- 1回あたり送金できる人数:1人まで
- 1回あたり請求できる人数:10人まで
ただし、本人認証により、送金限度額も引き上げることが可能です。
本人認証済の場合
- 1回あたりの送金限度額:5万円以下
- 1ヶ月間での送金上限:10万円まで
Kyashの有効期限
Kyashには、有効期限が設けられており、その期間内に利用できる額にも上限が設けられています。
- 有効期限:5年
- 有効期限内の利用限度額:100万円
Kyashは、2%キャッシュバックが受けられるので、1枚のKyashカードにより最大2万円分のキャッシュバックが受けられる計算になります。
有効期限内の利用限度額を超えてしまうと、もう二度とKyashが使えなくなると思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。
実は、有効期限内に100万円以上利用した場合には、Kyashカードを更新することができます。
更新した際には、Kyash残高は引き継がれ、残高の有効期限は無制限になっているので安心してチャージできます。
そのため、Kyashの利用規約が変わらない限り、還元率2%は実質無期限に利用できるのです。
また、利用額が上限の100万円に近づいてくると、Kyashから更新の案内が送られてきます。上限を超えた後、カードを再発行する際は、Kyash公式サイトをご確認下さい。
Kyashの保有限度額
Kyashには、保有できる額にも限度額があります。
- ウォレットでの保有限度額:1000万円以下
参考:Kyash公式サイト
ただし、この保有限度額を超えるユーザーはほとんどいないと思われるので、意識する必要はないと思います。
最後に
バーチャルカードは、Kyashアプリからすぐに発行できるので、持っていない方はアプリをインストールして、申し込んでみて下さい。
また、 リアルカードは、Kyashアプリ、もしくは、Kyash公式サイトから申し込みができます。申し込みから2週間程度で、申込時に入力した住所にリアルカードが郵送されます。
リアルカードを受け取った後、カードを利用するためには、Kyashアプリで「リアルカード有効化」を行う必要となります(有効化の方法はこちら)。そのため、Kyash公式サイトからリアルカードを申し込む方も、Kyashアプリはインストールしておきましょう。
また、Kyashについて、twitterでも発信しているので、よろしければご覧ください。
【最近話題のKyash】
— メディチ@マルチライフハッカー (@medici081) May 27, 2019
Kyashとは、プリペイド式VISAカードが使えるアプリだ。
カードには、実店舗で使えるリアルカードとネットで使えるバーチャルカードがある。
Kyash最大の特長は、利用額の2%キャッシュバックが受けられることだ!
しかも、 pic.twitter.com/TwaoMbZSX5
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